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100均のLEDライトを3w高輝度LED仕様に改造する

高輝度LEDに改造したランチャーライトV9

10年ほど前に見たair variableさんのブログ記事で材料は買っていたものの、全然作っていなかったランチャーライトV9の改造をしました。

製作、取り扱いには結構注意事項ありますが、安価で高輝度LEDライトが欲しい需要もあるかと思いますので、記事にします。

製作費はライト込みで500円くらいです。

なお、本作例を参照しての改造は自己責任でお願いします。

ちなみに参考にさせていただいた元ネタはこちらです>しばらくぶりにランチャー9改を製作する

記事内の一部に広告を含みます。

まずは完成品の明るさ比較:100均のLEDライトを3w高輝度LED仕様に改造する

まずは出来上がったランチャーV9ライト改造品の明るさをオリジナルのV9及びMINI MAGLITE LED AAと比較した画像を載せます。

撮影はiPhone8Plusとライトを壁から1.5m離した状態で行っています。
ランチャーライトV9改はエネループ(合計3.6v)、市販品のランチャーライトV9はAmazonのアルカリ(合計4.5v)、MINI MAGLITE LED AAはアルカリ(合計3.0v)です。

改造したランチャーライトV9は市販品に比べ、広く明るく照らすことができています。
MINI MAGLITE LED AAは反射板で収束ができるので中心が明るいですが、その分周辺は暗いのがわかるかと思います。

100均のLEDライトも良い線行っていると思いますが、安価で更に高輝度なLEDライトを求めるには改造もありかと思います。

なお、比較したMINI MAGLITE LED AA のAmazon価格はこんな感じです↓
MAG‐LITE(マグライト) ミニマグライト 2nd 2AA LED (単三2本)

AliExpressの1000円LEDライトについて

ちなみに、なのですが、もうちょっとお金を出すとAliExpressで1000円ちょっとでかなり高輝度のLEDライトが売っています。基本18650バッテリー(3.7V)用ですが、単4x3本用のアダプタも付いてきますのでランチャーライトと同じように使うことができます。

防水で明るさも段違いなので、ご興味あればこちらもおすすめです。

AliExpress:Shustar-超高輝度LED懐中電灯,l2/v6,キャンプ用,5モード,防水,フォーカス付き,18650バッテリー

100均のLEDライトを3w高輝度LED仕様に改造する方法

ランチャーライトV9の改造に必要な部品と改造方法を下記に記します。

必要な部品

必要な部材は下記の通りです。
左上から逆時計回りで下記の通りです。

  • 放熱基板付き3W白色パワーLED OSW4XME3C1S 200ルーメン(秋月電子)
  • パワーLED用レンズ・ホルダーセット OSHH2045M (秋月電子)
  • ランチャーライトV9 (ダイソー)
  • 10Ω 1608サイズ 0.1W チップ抵抗 (共立エレショップ)

全部合わせても500円しませんでした。

改造方法

ライトユニットの座金を外す

ライトユニットを分解するために、座金を外します。写真のようにラジオペンチなどで押しながら左回りに少し回すと外れます。

ライトユニットを取り出す

座金が外れたらライトユニットの部品を取り出します。

なお写真下段左のリフレクタと右下の座金は使わないので、破棄して大丈夫です。

レンズを接着する

改造によりレンズプラスチックが外れ落ちやすくなってしまうため、接着剤で固定します。

私が使っている接着剤はこちらです>Amazonリンク:ボンド ウルトラ多用途S・U クリヤー 120ml

LEDと抵抗を基板から全て剥がす

続いて、LEDと抵抗を基板から全て剥がします。(写真は抵抗を剥がす前の状態)
LEDはラジオペンチで保持しながら端子2箇所を同時に温めれば、ポロッと外せます。

基板のレジストを一部剥がす

10Ωチップ抵抗4つを並列に取り付けるため、基板の一部のレジストを剥がし、銅箔が見えるようにします。

部品の取り付け

チップ抵抗とプラス端子のバネを取り付けます。
抵抗値が合計で2.5Ωになっていることを確認しておきます。

なお、今回使用したチップ抵抗(1608サイズ)の定格は0.1Wなので、計算するとアルカリ電池で使用した場合には定格オーバーになってしまいます。当方はエネループ利用なので問題ないですが、当記事を参照して製作される場合はご注意ください。

続けて、マイナス側のLED端子(基板の大外側)と抵抗をつけた列のLED端子(基板中列)からLEDに配線をします。

最後にマイナス側のバネを半田付けして配線完了です。

電池を入れる(絶縁テープをつける)

電池ボックスの端子と基板側のマイナス端子のバネが接触してしまう恐れがあるため、電池を入れたらバネ周辺をテープで覆っておきます。

組み立て

全部の部品が揃ったら元通りケースに入れて完成です。

まとめ:100均のLEDライトを3w高輝度LED仕様に改造する

以上、100均のLEDライト(ランチャーライトV9)を高輝度LED仕様に変更する方法でした。
部品集めと工作の手間はかかりますが、500円そこそこでかなり明るいライトが手に入るのは魅力ではないでしょうか。