この記事では、筆者がなぜスターバックスでMacを使ってみたくなったのか、いかにしてスタバでMacを実現したのか、そしてどんなドラマがあったか、を記載しています。
「Macを持ってスタバに行ってみたい」そんなあなたへ勇気と希望の一助になれば幸いです。
↓写真で一言:これがやりたかったんです!
序:なぜ、私はスタバでMacをしたくなったのか。
スタバでMacとは
スタバでMac。もはやご存じですよね。
字の通り、スターバックスに行ってMacBookを広げ、カタカタと何やら作業している人、もしくは行為のことです。
10年昔は「迷惑」とか「邪魔」とか「何やってるんだ」とか、色々論争があったようですが、今では随分「スタバでMac」も定着した感がします。
Google先生に探していただいたところ、下記のような定義がありました。
“世界で最も美しいコンピュータ「MacBook Air」を世界最大のコーヒーチェーン「スターバックス」に持ち込み、洗練された振る舞いと華麗なキー&トラックパッド操作、そして教養あふれるコンテンツのチラ見せによって「リベラルアーツとテクノロジーの交差点」を体現し、羨望のあまり涙で潤んだ店員の眼差しを感じつつ、ドヤ顔で市民を魅了する。
(参照:http://itest.2ch.net/test/read.cgi/mac/1380212403/|スタバでドヤ顔でMacBook Air弄る奴[レポ用])
《用語》
ドヤリング[名]:スタバでMacBook Airをドヤ顔でいじる行為。近年は、スタバ以外のスポットやMBA以外のApple製品の場合であっても、ドヤリングと呼ぶことがある。
ドヤラー[名]:ドヤリングを行っている人
ドヤリズム[名]:ドヤリングを取り入れたライフスタイルおよび思想
ドヤリスト[名]:ドヤリズムを信奉し、また実践する人。
ドヤる[動ラ五]:ドヤリングをする(俗語)
[参考1] 本場のドヤ
上の紹介だと、完全にイキっている人という感じですが、私はスターバックスでMacをいじっている人には下記3種類いると思っています。
- ガチの仕事中の人(ドヤってるとか言ってほしくない)
- ちょっと見せびらかしたい(ドヤってる)
- 暇だから開いているパソコンがたまたまMac(普通の人?)
上記、2と3が混じっている(暇つぶししつつ、ちょい見せびらかしたい)人もいるんでしょうかね。
あらためて、なぜ私はスタバでMacをしたくなったのか。
さて、なぜ私は「スタバでMacでドヤリング」したいのか。
それはあこがれです。
私のスターバックスのイメージは、ズバリ都会!なのです。
私の地元には数年前までスタバなどありませんでした。
私にとって、スタバは出張で東京・大阪・京都などの大都会に行った時に目にする、憧れの場所だったのです。
そんなスターバックスでパソコン広げて作業しているビジネスパーソンは、私からみたら都会人のイメージそのものなのです。
時は経って、私の地元にも自宅から20km圏内に2件ものStarbucksができました。
私だって、スタバでMacをいじってイケてるシティボーイになりたい。
私はフツフツと「スタバでMacでドヤリングする」とどんな気分なのか、試してみたくなったのです。
スタバでMacでドヤリングするための下準備
何ごともTPOが大事です。
時間・場所・場面に応じたドヤリングができてこそ大人ですよね。
私はそれぞれのTPO項目について次のように実施すると決めました。
- 時間 : 混んでいる店内でMacを広げるのはいただけません。平日早朝にします。
- 場所 : 近所(自宅から20km圏内)の店舗2店のうち、なるべく広いお店にします。
- 場面 : 混んできたら即、退去です。
その他、ドヤるための服装(ネルシャツ禁止)やら、ドヤり写真を撮るための自撮り棒やら、準備は入念に行いました。当然、散髪も済ませました。
段取りが7割です。
破:ところが問題が。
さて。ここで一つ問題があることに気づきます。
私、イキれるMacBook持ってないんです。
仕方がないので、昔に買ったMacを引っ張り出すことにしました。
候補1はこちら。
ジャジャーン。
しかし、この子だと名前がiBook。つまり厳密にはMacじゃないのです。
スタバでMacが成立しなくなってしまう!
と言うわけで、続いての候補はこちらです。
ジャジャジャーン。
Macintosh Plus 1986年製(昭和生まれ)
20年以上前に秋葉原でジャンクで2000円で買ったものです。
コンパクトマックならスティーブ・ジョブスもバッグに入れて持ち運んでましたし、スタバで使っても問題ないでしょう。
キーボードとマウスがMacintosh Plusのオリジナルの物ではないのが残念ですが、それでもいにしえのADB接続のキーボードにマウスです。
なお、キーボードについてはCapsLockキーが本当にロックされるのが私のお気に入りだったりします。(どうでも良いところですが。)
Macintosh PlusにMac miniを埋め込んだ改造方法については、ご興味あれば下記をご参照ください。
急:実際にスタバで (Old) Mac やってみた
私は、スタバでMacでドヤるためだけに、会社に有給休暇を申請してしまいました。
課長は「有給取得理由:私用のため」を理由を深追いせず、快く許してくれました。
理由を聞かれずマジでよかった。
という訳で、平日水曜日、ちゃんと朝シャンしてからスタバに向かいました。
こんなにドキドキしながらスタバに行ったのは初めてです。
店内に入ると、既に10組くらいのお客さんが来ていました。
店員さんに電源の使える机を聞くと、めちゃイケているカップルの前と判明。
私は今日から発売のチョコバナナバナナフラペチーノを受け取り、仕方なくその席に着きました。
もう、心臓バクバクです。
後ろの席のカップルのイケてるお兄さんになんか言われないだろうか。
他のお客さんの視線も気になってきました。
ですが、ここまできたら仕方ありません。
「ジャーン♪」
私のどこかに隠れたい気持ちとは裏腹に、軽快な起動音を立ててMacintosh Plus がスタバデビューしました。
そして、冒頭の写真です。
写真がぶれているのは、緊張して私の手が震えているからです。(涙声)
ここまで来たら腹を括るしかありません。
スタバの無料wifiにも接続し、Yahoo! News を覗いちゃったりしながら、余裕のある自分を自分自身に対して演出しました。(手はしばらく震えたままでしたが)
ここで問題が発生しました。
入口から陽キャなおねいさんたちのキャピキャピした声が聞こえてきました。
しかも私の横を通る時に「うぁ、ヤバ」って聞こえた。確実に聞こえた。
「ポッキリ」
私の心が折れる音がしたのです。
愛機 Macintosh Plusをバックにしまい、あとはiPhoneをいじりながらチョコバナナバナナフラペチーノをチューチュー飲むことにしました。
捨てる神あれば、拾う神あり
あーあ。もっと心を強くして頑張ればよかった、もっといろんな写真撮っておきたかったなぁ、などとiPhoneいじってた時のことです。
「あの〜」
見ると、後ろに座っていたイケてるカップルのお兄さんです。
あ。俺、終わった。
めっちゃ怒られるんじゃないかと構えたところ、お兄さんのいわく、
「そのパソコン、写真撮らせてもらえませんか? 俺、レトロなもの、大好きなんです。」
お兄さん、神様でした😆
再び私がオールドMacを起動すると、熱心に写真を撮ってくれた上、写真のモデルも快諾してくれました。
そして、イケ兄さんにモデルになってもらった写真がこちら。
やばい。めっちゃサマになってる。
イケメン、何やっても似合う。Apple Watch もイカしてる。
マジで、ほれぼれする。
まとめ
スタバ滞在時間20分ほど。私のスタバでMacデビューは終わりました。
思えば終始ドッキドキでしたが、昭和生まれのMacさえマッチしちゃうスタバの雰囲気ってすごいな、とも思いました。
スタバにMac、一度体験できて非常に満足でした♪(小声:もういいや。)
あと、イケメンは無敵。
現場からは以上です!