私がCrialityのEnder-3 S1 Proを購入して改造&改良した箇所を10項目ご紹介します。
使用したモデルデータの入手元も併記しますので、合わせてご覧ください。
- Ender-3 S1 (Pro)の改造&改良!:スプール横置き。10秒で解決する方法!
- Ender-3 S1 (Pro)の改造&改良!:スプールホルダー改良
- Ender-3 S1 (Pro)の改造&改良!:その3Dプリンターの糸引き、ノズルが原因かもよ?
- Ender-3 S1 (Pro)の改造&改良!:LEDライトデフューザー
- Ender-3 S1 (Pro)の改造&改良!:温湿度計マウント
- Ender-3 S1 (Pro)の改造&改良!:シリコンソックス
- Ender-3 S1 Proの改造&改良!:液晶パネル位置変更で省スペース化
- Ender-3 S1 Proの改造&改良!:本体トレイの仕切り追加
- Ender-3 S1 (Pro)の改造&改良!:5015ファンダクトでブリッジ&オーバーハング改善
- Ender-3 S1 (Pro)の改造&改良!:エクストルーダユニットのケーブルガイド変更
- Ender-3 S1 (Pro)の改造&改良!:スマートプラグ
- Ender-3 S1 (Pro)の改造&改良!:Klipperの導入
- まとめ:Ender-3 S1 (Pro)の改造&改良!
Ender-3 S1 (Pro)の改造&改良!:スプール横置き。10秒で解決する方法!
フィラメントドライヤーを使う場合など、フィラメントを横置きしたい場合、下の写真のように空のリールを通せば問題なく動作します。
無改造で対応できるので、これで十分ではないでしょうか。
Ender-3 S1 (Pro)の改造&改良!:スプールホルダー改良
上記の方法でも十分対応できるのですが、スプールホルダーのシャフトを斜めにした方がより綺麗に動作します。また、上ホルダー利用、横置きの切り替えが面倒なので、両対応のスプールホルダーを作成しました。
データをThingiverseにUpしたので、ご興味あればお使いください。
Ender-3 S1 (Pro)の改造&改良!:その3Dプリンターの糸引き、ノズルが原因かもよ?
Ender-3 S1 Proをしばらく使っていたのですが、ずっと糸引きで悩んでいたんです。
色々スライサーの設定など試したのですが、結局、一発で解決したのはノズルの交換でした。
交換したノズルは ノズル界のフェラーリことkaikaノズルです。
↓一目瞭然。
詳細はこちら。> その3Dプリンターの糸引き、ノズルが原因かもよ?
Ender-3 S1 (Pro)の改造&改良!:LEDライトデフューザー
S1 Proのライト、結構いい色で使い勝手も良いのですが、いかんせん正面から見ると眩しいです。
ので、PETGでライトデフューザーを作って取り付けました。(LEDと言っても熱源なのでPLAよりPETGの方が良いかな。)
効果は下記の通り。バツグンです。
なお、データは下記を利用させていただいています。
Ender-3 S1 (Pro)の改造&改良!:温湿度計マウント
湿度計はフィラメントホルダー付近にあった方便利です。
理由は二つあります。
・高い位置で見やすい
・フィラメントセット時に見える位置なので、ドライヤーを使うかどうかのチェックを忘れずに済む。
こちらもデータをThigiversにアップしてあります。よかったらお使いください。
使っている温湿度計はこちらです。
Ender-3 S1 (Pro)の改造&改良!:シリコンソックス
調整がしやすく、ズレにくくなるとの噂でホットプレート下の調整ねじのバネをシリコンソックスに変更しました。
変更方法はベッド下のネジを外して、ホットプレートを外し、バネをシリコンソックスに変更するのみです。
Amazonでも安く売っているので、おすすめです。
Ender-3 S1 Proの改造&改良!:液晶パネル位置変更で省スペース化
正直、微々たる差と言われそうですが、液晶パネルをベッド側に寄せる変更で、数センチ省スペース化できます。
意外とこの数センチが効いてくることもあるので、おすすめです。
(今はKlipper化したので使っていませんが・・・。)
データは下記を利用しました。
Ender-3 S1 Proの改造&改良!:本体トレイの仕切り追加
Ender-3 S1 Proの全面には小物収納用のトレイが付いています。ですが、間仕切りがないのでそのまま物を入れるとゴチャゴチャになってしまいます。
Printablesにいろんな方が仕分けトレイをアップしているので、気に入ったデータを出力してみてはいかがでしょうか。
私は上記の中のStepファイルを編集して、自分好みのケースを作りました。
モデリングの練習にもなるので、自作・改変もオススメします。
Ender-3 S1 (Pro)の改造&改良!:5015ファンダクトでブリッジ&オーバーハング改善
Ender-3 S1 Proの空冷ファンはそれなりに強力です。しかし、Prusa SlicerでFDMテストを出力したところ、オーバーハングが結構ひどい結果でした。(Curaだとここまでひどい結果にはならないんですけれどね・・・)
ファンダクト交換でブリッジやオーバーハングは改善しますのでオススメです。
使用したデータはこちら。熱源に近いので念の為PETGで出力しました。
ファンはWINSINNの24v流体軸受を使用しました(ダブルベアリングより若干風量落ちますが、静かです)。
Amazonだと結構なお値段しますが、AliExpressなら送料込みでも350円程度で購入できます。
なお、コネクターの形状が合わないので、下記で中継しないといけません。(極性(+ー)に注意)
ファンを変更したエクストルーダユニットは下図のようになります。
それほど重量増加せず、ファンも強力になるのでおすすめですよ。
(特にKlipper化して高速印刷したい場合は必須ですね!)
Ender-3 S1 (Pro)の改造&改良!:エクストルーダユニットのケーブルガイド変更
エクストルーダユニットにつながっているケーブルが、いかにも金属疲労で断線しそうな取り付けなので、ホルダーを90度曲がる形に変更します。
取り付けは元のホルダーの取り付けネジで新しいホルダーを締め直すだけです。
こちらのデータを利用しました。
Ender-3 S1 (Pro)の改造&改良!:スマートプラグ
スマートプラグで電源を管理すると、離れていても3Dプリンターの電源をON/OFFができて便利です。
候補はSwitchBotかTP-Linkになると思います。
特にOctoPrintやKlipper化でリモート管理していると便利に感じると思います。
・SwitchBotの場合、温度計&ハブミニとセットで規定温度以上になったら強制電断といった連携ができます。
・TP-Linkの場合、Klipperと連動させて「印刷終了後にノズルが一定温度以下になったらプリンターの電源をOFFにする」といった運用も可能です。
Ender-3 S1 (Pro)の改造&改良!:Klipperの導入
最後はKlipperの導入です。
印刷品質、出力速度とも上がるのでオススメです。
導入方法の詳細は別記事にまとめましたので、ご参照ください。
まとめ:Ender-3 S1 (Pro)の改造&改良!
以上、Ender-3 S1/S1 Proで実際に試して効果のあった改造・改良箇所を10項目紹介しました。
ここまで読んでくれた あなた にとって、お役に立てる項目が1つでもあれば幸いです。
それでは〜♪
(よく数えたら11個あったのは内緒)