Creality Sermoon V1 ProでeSUNのPLA Plus(白)を使ってみました。
結構満足な出力が得られましたので、設定値など共有いたします。
先に結論:Creality Sermoon V1 ProでPLA+(eSUN)を試してみた

先に結論を書きます。
自分のCreality Sermoon V1 ProでeSUN PLA Plusを出力する場合の適正値は(今のところ)下記の通りです。
- Curaの汎用PLA > DraftもしくはFineをベースに設定
- 印刷温度 205℃ (205〜210℃ならほぼ有意差なし)、ビルドプレート温度60℃
- (Ultimaker Cura 5.2.1を利用)
あっけないくらい簡単ですが、上記で満足のいく出力ができています。
・eSUN PLA Plus 正味量1KG:安定して出力できました。
・Creality Sermoon V1 Pro:ダイレクト式。ボックスタイプでデザイン良し!
eSUN PLA Plusの適正印刷温度は?(TempTower)
まずは適正印刷温度を探るためにTempTowerを作りました。
調べた温度帯は200℃〜230℃です。(メーカーの推奨温度は210℃〜230℃)
まず、下の写真。
TempTowerの200℃〜215℃の写真です。
最下段の200℃で両脇の45℃・35℃バンクが軽く内側に曲がっているのが確認できるかと思います。
橋(中空部分)の造形はどの温度でも問題ない感じです。
橋の上の円錐は215℃で多少いびつになっているかな、という感じもしますが、問題ない範囲だと思います。
糸引きは気にするほどは発生していません。

続いて220℃〜230℃です。
橋の形や左右のオーバーハングはあまり変化ないですが円錐部分が団子状になってきています。
また、230℃では糸引きが顕著でした。

おそらく、変化がわからないレベルだと思いますが、左右の写真も載せておきます。


以上より、ほとんど差はないのですが、自分は205℃を通常使用することにしました。
(季節によって調整はするかもしれませんが・・・。)
eSUN PLA Plusの3dBenchy出力結果
上記結果をもとに3dBenchyを印刷しました。
3D benchyの入手先はこちら>https://www.3dbenchy.com
出力結果の見方はこちらのPDFにまとまっています>https://www.3dbenchy.com/wp-content/uploads/2015/04/3DBenchy_Broschure_3DBenchy.com_.pdf
設定はCuraの汎用PLA>Fine0.1mm設定の内、印刷温度を205℃にしたのみです。
では見ていきましょう。
船首オーバーハング:わずかに積層が見えますが、滑らかでガタ付きなどありませんでした。

左右バランス:ノギスで測った訳ではないですが、問題ないと思います。

船尾斜面の0.1mmネームプレート:プレートがあることは分かりますが、字は読めないです。(老眼?)

船底の文字:見る角度にもよりますが割と読めるレベルです。

船室窓:アーチ窓、水平窓、イカリ穴とも綺麗に出力できた、と言っていいレベルと思います。船室の屋根もそれほど垂れていません。


Creality Sermoon V1 Pro eSUN PLA Plusの出力総評:かなり満足な結果です!
まとめ:Creality Sermoon V1 ProでPLA+(eSUN)を試してみた
というわけで、Creality Sermoon V1 ProでeSUNのPLA Plusを試してみました。
結果はCuraの汎用PLA設定から印刷温度を205~210℃にするだけでOKでした。
大した調整をした訳ではないのに、綺麗な出力が得られて大満足です。
今後も安心して利用していこうと思います♪
・eSUN PLA Plus 正味量1KG:安定して出力できました。
・Creality Sermoon V1 Pro:ダイレクト式。ボックスタイプでデザイン良し!