ゲームボーイアドバンス用IPS液晶v4 (バックライト付き) とは?

ゲームボーイアドバンス用IPS液晶は、ゲームボーイアドバンス(GBA)をより高画質でバックライト付きの液晶画面で楽しむための任天堂非公式な液晶画面もしくは液晶画面を含む改造キットのことです。

以下、詳細を説明します。

ゲームボーイアドバンス用IPS液晶とは

具体的な説明を始める前に、ゲームボーイアドバンス用IPS液晶について、簡単に解説します。

そもそもIPS液晶とは

IPS液晶を超簡単に説明すると、TFT液晶パネルの中でも高画質、高画角な駆動方式のことです。

高画質モニタで有名なEIZOのサイトから説明を引用させていただきます。

 液晶パネルの駆動方式は、TN(Twisted Nematic)方式、VA(Vertical Alignment)方式、IPS(In-Plane-Switching)方式の3種類に大別できる。 PC用の液晶ディスプレイでもっとも採用が多いのはTN方式で、VA方式、IPS方式と続く。一概には言えないが、低コストの順にTN方式→VA方式→IPS方式、PCでの静止画表示に利用するなら、 高画質の順にIPS方式→VA方式→TN方式と思ってよい。

第4回 TN?VA?IPS?──液晶パネル駆動方式の仕組みと特徴を知ろう

改めて、ゲームボーイアドバンス用IPS液晶とは

ゲームボーイアドバンス用IPS液晶は「暗い」「見づらい」オリジナルの液晶画面を高画質でバックライト付きのIPS液晶パネルに変更ための交換部品です。

ゲームボーイアドバンス用IPS液晶(v4)搭載品とオリジナルのゲームボーイアドバンスの比較

一般的にIPS液晶キットには、IPS液晶パネルのほかにメイン基板に取り付けるためのサブ基板、ケースに収めるための両面テープ、取り付け位置調整用のガイド用アクリル板などがセットになって販売されています。

また、ゲームボーイアドバンス本体の分解には専用のY型のドライバーが必要です。多くのキットで同梱されていますが、同梱されていない場合は別途購入が必要です。

なお、本体の分解・社外品パーツの組み込みとなりますので、当然メーカー非サポートとなります。

GBAのIPS液晶化するなら 代行? 販売? 自作?

IPS液晶パネルに換装したゲームボーイアドバンスを入手する方法はいくつかあります。
ここでは、それぞれのメリット・デメリットについて紹介します。

GBA IPS液晶化の代行を依頼するなら ココナラ?

何かを依頼したい!と思ったときによく使うのはココナラですよね。
ただし、私が探した時点ではココナラでゲームボーイシリーズの改造を受ける業者はいませんでした。

また、個人ストアサイトでこれらの代行を受けるサービスも何件かあるようです。
気になった方は検索してみてください。

代行を利用した場合、下記のようなメリットデメリットがあります

代行を利用した場合のメリット

  • 好みのカスタマイズを受けてくれる場合がある。
  • 自分で試して壊す心配がない

代行を利用した場合のデメリット

  • 金額はかなり高め
  • ココナラ・メルカリといった大手サービスを利用しない場合は、詐欺などの不安もあり得る

IPS液晶交換済みゲームボーイアドバンスの販売は ヤフオク?

IPS液晶交換済みのゲームボーイの購入ならヤフオク!やメルカリでしょう。
どちらのサイトでも、時期を問わず商品の販売が絶えず行われているようです。

ヤフオク!、メルカリでの販売価格は15,000円〜25,000円くらいが相場でした。

低価格なものは、本体は中古品のまま液晶画面のみIPS化したものなど。
高価格なものは、本体外装を社外品(アルミパネルなどもアリ)に交換、バッテリー式に変更など、より多くのカスタマイズがされていました。
中心価格帯は17,000〜18,000で、IPS液晶+外装&ボタン類交換、というものが多いですね。

ヤフオク!、メルカリを利用した場合のメリット

  • すぐに手に入る
  • 自分で試して壊す心配がない

ヤフオク!、メルカリを利用した場合のデメリット

  • 金額はそれなりに高め
  • 外装カバーの色は売っているものからしか選べない
  • 所持品のゲームボーイアドバンスを活用できない

自分でゲームボーイアドバンスをIPS液晶化する

最後は自分でカスタマイズする方法です。

押し入れに眠っているゲームボーイアドバンスがあれば、追加のキットの代金だけで作成できます。
IPS液晶 v4キットが発売されたおかげで工作の難易度は格段に簡単になりました。
基本的に付属のドライバーだけで換装できます。

自分でゲームボーイアドバンスをIPS液晶化する場合のメリット

  • 意外と簡単にできる。DIY感覚の楽しさ
  • 10種類以上の外装カバーを一緒に選べる
  • 手持ちのアドバンスを活用できる
  • 価格を抑えることができる

自分でゲームボーイアドバンスをIPS液晶化する場合のデメリット

  • 基本的にeBayやAliExpressでの輸入のため、キットが届くのに2週間程度かかる
  • よっぽどの場合ですが、自分のゲームボーイを壊してしまう可能性もある

ゲームボーイアドバンス IPS液晶化の難易度は?

正直に言います。簡単です。

IPS液晶 v4キットが発売されたおかげで、マニアックな工作は一切不要で換装できます。

v3までのキットでは外装ケースの内側を一部切り欠いたりする工作が必要でした。
またハンダ付けが必要なケースもあり、それなりの難易度がありました。

しかし、v4キットでは外装ケースの加工不要。ハンダ付けも不要です。
キット付属のドライバーと両面テープのみで工作できます。

手持ちのアドバンスがあるならよほど自信が無い場合を除けば、v4キットでの自作をお勧めします。

GBA用IPS液晶の v2 / v3 / v4の違いとは?

2022年6月現在、ゲームボーイアドバンス用のIPS液晶にはv2、v3、v4という名前のついたキットが販売されています。

v1やv2というのは元々IPS液晶キットを販売し始めたhttps://funnyplaying.comの商品のようです。
クニャクニャ曲がるフレキ基板に直接ICが載っているのが特徴です。
v2はv1の改良型ですが、下記のように工作上の難易度がありました。

IPS液晶 v2の特徴

  • 輝度・カラー調整のためにメイン基板とフレキ基板をリード線でハンダ付けする必要がある
  • 外装シェルの内側プラスチックを一部削り取る工作が必要

v3以降は上記funnyplayingとは関係なく、中国で独自進化したキットになります。
v3もまだまだ現役で販売されており、下記のような特徴があります。

IPS液晶 v3の特徴

  • ハンダ付け不要輝度・カラー調整は最初からハンダ付けされたタッチセンサを利用可能
  • ただし、外装シェルの内側プラスチックを一部削り取る工作が依然として必要(工作精度によっては、液晶が浮いてしまう、ズレてしまう、プラスチックのカスが液晶面に残ってしまう、といった心配があります)

v4は2022年になって出回り始めたキットのようです。v4キットの特徴は下記の通りです

IPS液晶 v4の特徴

  • ハンダ付け不要。輝度・カラー調整は最初からハンダ付けされたタッチセンサを利用可能
  • 外装シェルの内側プラスチックを一部削り取る工作も不要

なお、一部ではfunnyplaying製を正規品、それ以外を質の悪い亜流品のように記載しているサイトもありますが、ユーザーとしてはあまり気にしなくて良いと思います。
そもそも任天堂から見ればどちらもメーカー仕様外の改造品です。
また、昨今の中国製品の質の良さは目を見張るものがあります。
どちらのキットも自社でIPS液晶を開発・製造しているわけでは無いので、気持ちの問題かな?という気がします。

まとめ。GBA用IPS液晶v4 (バックライト付き) とは?

以上、ゲームボーイアドバンス用IPS液晶とは何か、v2、v3、v4の違い、v4の交換の難易度などについて説明しました。

実際のゲームボーイアドバンス用IPS液晶v4の購入やGBAの改造・交換方法については下記の記事で詳細説明していますので、併せてご確認ください。

ぼのかば

最初にプログラムしたのは相撲ロボット用のZ80アセンブリ(Aki-80)。
以後,PICアセンブリ>PIC C と渡り歩く。

好きなICのタイプは8pinDIP。

一応、電気科卒
*ブログ内の情報はMacOSX上での操作に基づきます。

雑記
PICを少々。